教師へのこだわり
生徒を成長させたいという熱意があるか。
生徒をやる気にさせる影響力があるか。
成績を上げる指導力があるか。
保護者様からお子さんをお任せいただく責任感はあるか。
アルバイト教師は一人もいません。
翔永塾は教師の質にこだわります。
塾長のあいさつ
教育の場において最も大切なものは何か。それは教師の質です。
「生徒の心に火をつける影響力があるか。」
「成績を上げる指導力があるか。」
生徒に対する大きな愛情を基に、この2つの力を備え、磨き、発揮し続けなければいけません。
翔永塾の教師陣は完璧か?まだまだ修行中の毎日です。(私も含めて)
でも地域No.1の塾でありたい。どこまでも理想を追求し続ける教師でありたいと考えています。
塾はどこまでいっても教師と生徒、人間対人間です。人を育てることにおいてコンピュータ(電子機器)にできることなんてたかが知れています。子どもたちはロボットじゃないんです。血の通った人間が、愛情と手間ひまかけて。それでも思い通りに行かず、また必死に考えて思い切りぶつかって…そうして少しずつ結果が見え始める。
これから入塾されるお子さんにも翔永塾教師陣が、真剣に指導に取り組むことをお約束します。
教師陣
「時習館に行きたい・・・」
うつむいたまま、消えそうな声でそう言う彼女の目から、涙が流れた。
一瞬にして、お母さんの表情が変わる。
「・・・そういうことだったのか。」納得する私。
中3生の面談の話である。
A子さんは「豊丘高校」を希望し、成績は基準をクリアしていた。
言われたことは一通りこなすが、どこか事務的で、やらされている感がある。良い結果を褒めても、あまり喜ばない。
このままでは、ズルズル落ちていかないかという母親の心配と、
成績はまずまずなのに、どこか覇気のない様子が心配な私との思いが重なり、面談となった。
「本当なの?」と信じられない様子で聞くお母さんの問いに、彼女は
うつむきながらも、勇気を振り絞って話している様子だった。
「薬剤師になりたい。時習館が一番近道だから・・・。」
その後、語られた彼女の思いに、今度は母親がハンカチで目を
ぬぐった。
お母さんは病院にお勤めでした。学生時代、強制的に勉強させられ、
進路も半ば親に決められたこともあり、A子さんには、彼女が好きな
音楽を存分にさせ、進路も自分で自由に決めればいいのよ。というスタンスでした。
A子さんはお母さんの思いを「期待されていない。自分には勉強の才能がないのかもしれない。
たくさん勉強をして就く仕事は、私には無理なんだ。」と受け取っていました。
「お母さんが病院に勤めているから。薬剤師になりたい。同じ分野でがんばりたい。お母さんみたいになりたい。」
A子さんは、今度は少し力強く語りました。
その後、子どもの思いを知り、期待することの大切さを知ったお母さんの応援と、A子さんの努力は、
受験前日まで続きました。
今、A子さんは憧れの高校に通い、お母さんは病院で元気に働き、A子さんを待ち続けています。
吉川 政親Yoshikawa Masachika
私、ラグビーをやっていました。中学から始めて大学まで。
中学では京都選抜に選ばれ、大学ではキャプテンを務めました。
少しだけ自慢、これ本当です。
一時流行った五郎丸選手のルーティーン、あれ私が教えました。
あっ、これウソです。(笑)
スポーツはいいですね。今でも体を動かすことは、大好きです。
塾生にも、運動をがんばっている子がたくさんいます。
この間、小学生の頃から体が大きく、野球で頭角を現している子に
聞きました。
「高校で甲子園目指すのか?」
「うん、でもプロ野球選手にはならない。行くなら社会人野球。」
「どうしてだ?」
「だって、その方が生活が安定するから。」
「そっそうか・・・」う~ん、なんと現実的な。
そういえば、似たようなことがサッカーをやっている子でも。
「おれ、絶対名門大学に行く!」
「ほーそうか。」
「だってサッカー選手はプロになっても、選手生活短いし、調べたら監督は大卒の人が多いみたい。チームの偉い人もね。」
「そっそうなんだ・・・」う~ん、しっかりしてる。
子どもたちは大人が考える以上に、自分の将来にリアリティを持っているようです。自分が暮らしていかなければならない未来ですからね。
一昔前に、日本が政治的理由でオリンピックをボイコットしたことがありました。そのことを振り返るテレビ番組で、スポーツ評論家の方が、お怒りになっていました。「スポーツに政治や商業主義(経済)を持ち込むことは、けしからん。」と。
言っていることやお気持ちは、一部理解できましたが、スポーツだって、芸能だって、平和で経済的にも社会が成り立っているからこそのものだと思います。普通の大人が、普通の会社でがんばって働いているからこそだと。
塾生に話したことがあります。「スポーツ選手も芸能人もすごいけれど、世の中のために、家族のために、一生懸命働いている君たちのお父さん、お母さんが一番かっこいいんだぞ!」
2001年9月11日、アメリカで起きた、あの大きな出来事のとき、ある有名な大リーガーが言っていました。
「現場で必死に救助活動をする消防士を見た。自分の仕事が、とてもちっぽけなものに思えた。」
私はスポーツがちっぽけなものとは思いませんが、普通の大人がかっこよく価値ある仕事をしていることを、もっと子どもたちに知ってほしいと思う。そして、将来、そんな仕事ができる大人になるために、「頭と心」をしっかり成長させてあげたいと思うんです。
小西 勇介Konishi Yusuke